CCJクラフト見本市2013 -3-

CCJレポ3です。

 

今日は栃木の作り手達の共同体「U」のブランドを幾つか紹介します。

「U」には’YOU’や’結う’の意味があり、

作り手と使い手(YOU)を繋ぐという意味があるとのこと。

 

栃木県内には様々な業種の手仕事があり、それらがコラボレーションしたりアイデアを出し合ったりして切磋琢磨しているそうです。

 

モニャラは色々な地域の作り手さんたちとお話させて頂いていますが、

地域単位で作り手達が協力し合って頑張っている人達って意外と多いです。

が、異業種で繋がるってなかなかなきっかけがないし、難しいと思うのですが、

「U」の皆さんはがっつり連携して頑張っていて、とても応援したくなりました。

 

 

ではそんな「U」からまずは益子焼のつかもとから。


益子でも最大級の窯元であるつかもとさん。

目を引いたのはDOKIと名付けられた左の写真の器。

※写真は湯のみですが、同じ茶碗もあります。

 

スタイリッシュで益子焼っぽくないと思うのですが、

土は益子の土を使っていてきちんと益子魂が宿ったアイテムです。

湯のみは小鉢にも使っても良さそうでした。

 

もちろん昔ながらのデザインのものもありますよー。

ただ、昔と違うのは重さ。見た目にそぐわぬ軽さでした。

モニャラ実家にも益子焼の器があって、どっしりした重量選手。

その重さも良さだったりするんですが、この重さが嫌っていう人も多いのも事実。

昔はガス釜や電気釜が無く火力が安定しなかったため、どうしても器に厚みがでがちだったのを、現代は安定した火力で焼けるため、薄く軽くできるようになっているそうです。

 

 

次は香の一心堂さん。


メインのラインナップは昔ながらのお香やお線香だったんですが、

近年はオシャレなお香にも力を入れているそうです。

 

パッケージも現代風で香りも一瞬現代風な良い匂い!

なんですけど、最後にほんのり白檀の香りがしてすごく落ち着くんですよね〜。

これって日本人のDNAに刷り込まれてるんでしょうか…。

 

代表取締役の横山さんが直々に色々説明してくださってありがたいことです。

とても小さなお店なんですけど…とお伝えしたにも関わらず

本当に丁寧に説明してくださって、ものすごい良い方でした!

 

 

最後は福田製紙所さん。


栃木には奈良時代から続く鳥山和紙という和紙文化があります。

 

その鳥山和紙を作っているのが福田製紙所さんです。

今回対応してくださった吉村さんは福田製紙所に入って5ヶ月程の新人さん。

なんと、先に出て来た「つかもと」さんで対応してくださった関さんと

元々知り合いだった縁で、遠路はるばる九州からやってきたそうです。

 

色々と紙の可能性に挑戦中とのことで、左の写真のメッセージカードもそのひとつ。

今回はクッキーの型に入れて作ってみたそうですが、色んな形でできそうで面白そう。

 

他にも「U」の方々は色々いたのですが、この辺で。

 

 

CCJレポまだまだ続けたいのですが、テーブルウエアフェスティバルのレポもあるし…。

 

とりあえず明日はモニャラお休みです。

また明後日何について書くか考えますー。